アトピー性皮膚炎

生まれたばかりの赤ちゃんは ”洗わない” のが正解!?

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にゃっほー

ええっ!洗わないの???

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Dr.小柳

みなさんこんにちは。
ちょっと気になる記事を見つけたのでご紹介します!

生まれたばかりの赤ちゃんを沐浴しない方が肌が守られる

元記事

生まれたばかりの赤ちゃんは、沐浴をしないのが正解!?胎脂を洗い流さないドライテクニックが、赤ちゃんの肌を守るという調査結果が【研究発表】(たまひよ記事より)

  • 生まれたばかりの赤ちゃんを清潔にする際に「沐浴」するのと、体脂をできる限り温存する「ドライテクニック」が赤ちゃんの皮膚に与える影響を調べた研究結果が2023年8月に、韓国の皮膚科学学会が発行する学術誌「Annals of dermatology」に掲載されました。
  • その結果、「ドライテクニック」のほうが赤ちゃんの皮膚バリアを破壊せず、良い状態に保てることがわかった。

体脂は皮膚を守る防御成分

生まれたばかりの赤ちゃんは体の防御機構が弱いため、細菌感染を起こしてしまうと敗血症や髄膜炎・脳炎などの重篤な状態になることがあります。体を不潔にしていると雑菌が増殖して細菌感染を起こす危険性があるため、生まれたばかりの赤ちゃんをある程度清潔にする必要があります。

現代では「沐浴」で皮膚をきれいに洗ってあげるのが常識になっていますが、この際に皮膚を防御してくれる『体脂』を洗い落とし過ぎてしまうと皮膚バリアが壊されてしまう恐れがあるようです。

ドライテクニックじゃなくても「沐浴の際に体脂を落とし過ぎない」でも良さそう

記事の中でも触れていますが、ドライテクニックもまだ万全ではないようです。一部の赤ちゃんでは体脂が原因で皮膚炎を起こすことがあるようです。

今後「ドライテクニック」が主流になっていくと思いますが、すべての赤ちゃんに万全な方法が開発されると良いですね!

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Dr.小柳

皮膚はアレルギー予防の鍵を握っています。新生児の皮膚の研究が進めばアレルギーはもっと予防できるかもしれません。

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

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