じんましん

慢性じんましんが増えている

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にゃっほー

にゃほー。
最近『慢性じんましん』の患者さんが増えているみたい。

慢性じんましん

過去記事

過去のブログで『慢性じんましん』について特集しました。

今回の記事を読む前にご覧ください。

慢性じんましんはとっても厄介

成人の慢性じんましん相談が増加傾向

7月頃から、成人の慢性じんましん患者さんの受診が増加傾向です。

じんましんは皮膚の寒暖差が引き金となって発症することが多く、「外気の高温」と「冷房の効いた室内温」の寒暖差が大きいのが一つの原因では無いかと考えています。

さらに、「新型コロナウイルス予防接種後からじんましんが出るようになった」とおっしゃる方が多いようです。予防接種では免疫システムが賦活されるため、じんましんが出やすくなってしまうというのは理屈的に合っている気がします。

かゆい

重症のじんましん

じんましんの多くは抗ヒスタミン剤の内服で改善に向かいますが、重度のじんましんではなかなか改善しない場合があります。その場合、抗ヒスタミン剤の増量などを試みるのですが、それでも改善しない『最重症じんましん』の方も稀にいらっしゃいます。

既存の内服薬では全く太刀打ちできない『最重症じんましん』に対して、オマリズマブ(ゾレア®️)という注射薬が効く場合があります。

過去に数例の『最重症じんましん』患者さんに対してこの注射薬で治療を行いましたが、多くの方に効果が認められました。

オマリズマブは副作用が少なく、安全な治療法と言われています。しかし、12歳以上にしか使用できないこと、高額な薬品であること、定期的な注射治療が必要なことなどから、誰でも簡単に導入できる治療ではありません。治療の対象になるかどうかは主治医の判断になります。

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Dr.小柳

じんましんでお悩みの方がとても多いことを実感しています。お困りの方は是非ご相談ください。

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

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